panasonic(パナソニック)ドラム式洗濯機が突然排水しない?
エラーコードU11の症状とは!?
※U11エラーが出た場合は、漏電リスクがあるため、まず初めに電源コードを抜き原因を突き止めましょう。
この記事では、プロの洗濯機修理のエンジニアがU11エラーの原因や自分でできる解消方法など詳しく解説していきます。
「U11」と表示されたら、それはパナソニック製ドラム式洗濯機の排水不良エラーです。
この症状が出たら、まずは以下3点をチェックしましょう。
上記を確認し、エラーコードが解消されない場合は、別の要因が考えられます。
パナソニック製ドラム式洗濯機で「U11」が点滅したら、それは内部で排水が正常に行えていない状態を示しています。
通常、洗濯→すすぎ→脱水のサイクルで排水がスムーズに行われますが、排水フィルターやホース、排水口の詰まりがあると水が流れず、排水ポンプが所定時間内に所定量を送り出せずにエラーを検出します。
具体的には、脱水段階で洗濯機が止まったまま進まない、排水音がしない、あるいは排水音が弱く断続的に聞こえるといった症状が見られます。これらはすべて「排水不良」が原因であり、U11エラーが点灯したらまず排水経路のチェックと清掃が必要です。
排水フィルターを外してゴミを取り除き、ホースや排水口も点検して詰まりを解消することで、ほとんどの場合エラーは解消されます。
それでも改善しない場合は、内部の排水ポンプ周辺に深刻な詰まりがあるか、モーター・センサーの故障が疑われます。
基本的に以下の3つの症状が現れます。
● 洗濯が途中で止まり、脱水に進まない
● 排水のタイミングで「U11」が点滅する
● エラー後、自動で再試行しても直らない
具体的には、洗い→すすぎを終えた後に排水ポンプが動作せず、脱水槽に水が残ったまま動作停止します。
排水音が聞こえない、あるいは弱く断続的にしか音がしない場合も同様です。
これらの症状はすべて排水不良が原因で、何度再起動を試みても改善しないのが特徴です。まずは排水経路の詰まりを疑い、フィルターやホース、排水口の点検・清掃を行いましょう。
U11エラーの原因を素早く特定するには、まず以下の3つの排水経路ポイントをチェックしましょう。各場所に実写写真を入れることで、視覚的にもすぐにわかります。
ホースが折れ曲がっていないか、家具や配管に押しつぶされていないかを確認。内部にゴミが詰まっている場合はホースを外して流水で洗い流しましょう。
底部カバーを開けてフィルターを取り外し、糸くずやホコリ、ペットの毛などの異物を取り除きます。流水でしっかり洗い流したあと、再度セットして試運転してください。
洗濯機側だけでなく、床や壁の排水口も点検。カバーを外し、汚れやヌメリをブラシでかき出します。深く溜まったゴミは細いスティックやパイプクリーナーで除去しましょう。
先日、東京都内のお宅から「パナソニック洗濯機のU11が点滅し、洗濯が途中で止まってしまう」というご相談をいただきました。
まずはフィルターとホース清掃をお客様自身で試されたそうですが、症状は改善せず。そこで「家電の達人」のエンジニアが現場へ急行し、以下の手順で対応しました。
まずは電源をオフにして、排水フィルターと排水口の周辺をチェック。
排水フィルターと排水口周りの汚れ・ホコリとても目立ちます。
排水フィルターまで水が溜まっていたので、外すときはタオルを持ってゆっくり外しております。
※詰まりが原因の場合、排水フィルターを外すと水が溢れてきます。
フィルターとホースを外し、流水と柔らかいブラシで洗浄。
その後テスト排水を実施しましたが、依然として排水ポンプの動作音が弱く、U11エラーは解消せず。
洗濯機を分解し、排水ポンプユニットを露出。
この内部排水ホースの中での詰まりを確認。
詰まりを丁寧に除去し、ポンプユニットを洗浄。
組み戻し後に試運転したところ、排水音が力強くなり、脱水・乾燥まで正常に完了しました。
このケースは、洗濯機の分解し内部の排水ホースの詰まりを解消しないと治らなかった例です。
この場合は、洗濯機を分解可能な修理業者に依頼しないと解決が難しいケースなります。
応急処置やフィルター・ホース・排水口の掃除でU11エラーが解消しない場合、排水系統の深部に詰まりや汚れが蓄積している可能性があります。特に、排水ポンプ内部や給水・排水配管には目に見えないゴミや水垢、洗剤の残留物がこびりつき、通常の手入れでは取り除けないことが多いのです。ここからは、自力対処で直らないときに検討すべき「分解清掃」と「配管洗浄」の必要性とその手順・リスクについて解説します。
応急清掃で解消できない場合、多くは排水ポンプユニット内部に繊維や異物が入り込み、排水ができなくなる。
ホースを外しても見えない箇所に、小石や髪の毛、衣類の繊維が絡みついているためです。こうした深部の詰まりは、ポンプを取り外して直接ゴミを取り除かない限り、エラーが繰り返し発生します。
排水ポンプが詰まったままにしますと、排水・脱水ができないため、水がどんどん溜まってしまいますので、漏電や水漏れのリスクが生じます。
最悪洗濯機の買い替えや床に水が溢れるケースもありますので無理に使用せず、一度電源コードを抜いて、原因を追求し解消することが必要です。
排水口の詰まりが原因でU11のエラーが出ている場合、まず洗濯機を移動し排水トラップを解体・清掃をおこないます。
ほとんどの場合、ここで詰まりが解消するケースがいいのですが、その先の配管で詰まりが発生しているケースでは配管内部を高圧洗浄することによって解消します。
パナソニック公式では、U11エラー(洗濯機に「U11」が表示される・排水できないとき)は、お客様ご自身で対処可能な内容のエラーと位置づけています。
主な原因とメーカー推奨の対処法は以下のとおりです。
※panasonic公式サイトから引用しております。
1.規定時間内に排水できない
U11エラーは、排水ポンプが所定時間内に所定量の水を送り出せなかったときに表示されます
2.排水フィルターの目詰まり
ドラム式洗濯機では本体底部の排水フィルターに糸くず・ほこりが蓄積し、排水が滞ることがあります。フィルターを取り外し、流水でしっかり洗い流してください
3.排水口(排水トラップ)の詰まり
床置き・壁埋め込みタイプいずれも、排水口にゴミが溜まると水流が悪化します。年に2回を目安にカバーを外し、ブラシやスポンジで清掃しましょう
4.排水ホースの水流不良
ホース内部に糸くずが詰まったり、折れ曲がり・高低差が不適切だと、水がスムーズに流れません。ホースを正しく取り回し、詰まりがあれば取り外して流水で洗浄してください
5.リセット操作での再起動
清掃・点検後は、ふた/ドアの開け閉め、または「スタート/一時停止」ボタンを押すことで運転を再開できる場合があります
ご自身で一通り試して治らなかった場合は、上記でご説明している他の要因が考えられます。
これまでご紹介してきたように、パナソニック洗濯機のU11エラーは「排水不良」が原因で発生します。放置すると漏電や水漏れなど重大トラブルに発展するリスクが高まるため、早めの対処と的確な判断が重要です。
最後に、本記事の要点を振り返りつつ、最適な行動フローをおさらいしましょう。
放置リスク:漏電による故障/内部シールの劣化による漏水/二次故障で修理費用が高額化※最悪買い替え
【対処ポイント】
自力での応急対処はまず30分以内に完了しますが、深部詰まりや部品故障が疑われる場合は長時間の悪戦苦闘は禁物です。
無理に分解を続けると、かえって故障を悪化させてしまうことも。まずは本記事の手順で一通り試し、それでもU11エラーが解消しない場合は、速やかにプロやメーカーの手を借りましょう。
「家電の達人」では、パナソニック洗濯機U11エラー対応を最短20分で即日訪問、分解清掃+配管洗浄で根本解決します。
A1. U11は「排水不良」を示すエラーコードで、排水フィルターやホース、排水口の詰まりなどで水が所定時間内に排出できないときに表示されます。
A2. ①排水フィルターの目詰まり ②排水ホースの折れ・詰まり ③排水口(トラップ)の汚れ の順にチェックし、清掃してください。
A3. 軽度の詰まりであればフィルター掃除で解消しますが、深部に詰まっている場合は分解清掃が必要です。
A4. はい。電源を切って水が残らないようにしてから、ホースを外して内部を流水で洗い流し、折れや潰れがないか確認してください。
A5. 排水経路の奥深くにゴミや繊維が入り込んでいるか、排水ポンプやセンサーの故障が疑われます。
A6. 専用工具や内部知識が必要なため、感電やパーツ破損のリスクが高くなります。自信がない場合は専門業者への依頼をおすすめします。
A7. 漏電によるモーター故障、水漏れなど二次トラブルにつながる可能性があります。早めの対処が重要です。
A8. 保証期間内でも、自己分解や非推奨の清掃方法による故障は保証対象外になることがあります。公式手順での清掃後、それでも直らなければメーカー修理に相談してください。
A9 専門業者への依頼で15,000円〜25,000円程度が一般的ですが、訪問エリアや機種によって異なります。
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