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日立ドラム式洗濯機の乾燥ができない!乾かない・時間がかかる原因と自分でできる対策
2026年01月22日
「日立のビッグドラムを使っているけれど、最近乾燥に時間がかかる…」 「乾燥運転が終わったのに、洗濯物がまだ湿っている(乾かない)」
日立製のドラム式洗濯機で、このようなお悩みはありませんか?「風アイロン」など高い乾燥機能が魅力の日立製ですが、長く使っていると乾燥機能が低下してしまうことがあります。家事の時短のために買ったのに、乾燥が終わらないとストレスが溜まりますよね。
こんにちは、洗濯機・エアコンの修理とクリーニングを行う「家電の達人」です。これまでに25,000件以上の施工実績があり、数多くの日立ドラム式洗濯機のトラブルを解決してきました。
実は、「乾燥ができない」「乾きが悪い」という症状が出ても、すぐに故障と決めつける必要はありません。メーカー修理を呼ぶ前に、自分でメンテナンスすることで解決できるケースが意外と多いのです。
この記事では、修理のプロの視点から「なぜ乾燥できなくなるのか(原因)」と、初心者でも実践できる「自分でできる解決策・掃除術」を分かりやすく解説します。
高額な修理代を払う前に、まずはこの記事のチェックポイントを試してみてください。それでは、あなたの洗濯機が乾かなくなってしまった原因から突き止めていきましょう。
日立ドラム式洗濯機が
「乾かない」「乾燥に時間がかかる」3つの主な原因
日立の「ビッグドラム」シリーズは、高速風でシワを伸ばす「風アイロン」が最大の特徴ですが、その構造上、空気の通り道が非常に重要です。
私が修理に伺う現場でも、故障ではなく「メンテナンス不足」や「使い方」が原因で乾燥機能が落ちているケースが全体の約7割を占めます。まずは、あなたの洗濯機が以下の3つの原因に当てはまっていないか確認しましょう。
原因① 乾燥フィルター・排気口へのホコリ詰まり
最も多い原因がこれです。「毎回掃除している」という方でも要注意です。
日立のドラム式は、本体上部の乾燥フィルターを通って空気を循環させます。ここにホコリが溜まると風量が落ち、乾燥時間が大幅に伸びます。
- フィルターの目詰まり: メッシュ部分に細かいチリが詰まっていませんか?見た目は綺麗でも、洗剤の残りカスや柔軟剤の油分で膜が張り、通気が悪くなっていることがあります。
- フィルター奥のホコリ: フィルターを外したその奥(本体側の差し込み口)に、フェルト状になったホコリの塊が詰まっていることがよくあります。これが空気の道を塞いでいる「真犯人」であることが多いです。
原因② 排水不良による脱水不足(糸くずフィルター・排水口)
「乾燥」の問題なのに「排水」?と思われるかもしれませんが、実は密接に関係しています。
乾燥に入る前の「脱水」が不十分だと、衣類に水分が多く残った状態で乾燥がスタートするため、当然乾くのに時間がかかります。
- 糸くずフィルターの詰まり: 本体下部にある糸くずフィルターがゴミで満杯だと、排水がスムーズに行われません。
- 排水口・排水トラップの汚れ: 洗濯機パンの排水口がヘドロで詰まりかけていると、排水スピードが落ち、脱水エラーや乾燥時間の延長につながります。
原因③ 衣類の詰め込みすぎによる空気循環不良
洗濯物を一度にたくさん洗いすぎていませんか?
ドラム式洗濯機は、ドラムの中で衣類を舞い上げ、その間に温風を通すことで乾燥させます。衣類が多すぎると、ドラムの中で衣類が塊になって動かず、温風が全体に行き渡りません。
- 洗濯容量と乾燥容量の違い: 例えば「洗濯11kg」の機種でも、「乾燥容量」は「6kg」程度であることがほとんどです。洗濯容量の限界まで詰め込んでそのまま乾燥させると、生乾きの原因になります。
- 厚手の衣類: パーカーのフードや厚手のジーンズなどが混ざっていると、センサーが「まだ乾いていない」と判断し、全体の乾燥時間を延長させることがあります。
【レベル別】自分でできる!
乾燥機能を復活させる掃除・修理ステップ
「乾燥できない=即故障」ではありません。修理の現場に伺っても、「ここを掃除するだけで直ったのに!」というケースは非常に多いです。
ここでは、私が普段お客様にアドバイスしているメンテナンス方法を、効果が高い順にステップ形式で紹介します。まずはステップ1から順に試してみてください。
ステップ1:基本の乾燥フィルターとパッキンの掃除
まずは基本中の基本ですが、やり方を見直すだけで効果が変わります。
- 乾燥フィルターの水洗い: 毎回ホコリを取っていても、柔軟剤の油分や細かいチリでメッシュが目詰まりしています。ホコリを取るだけでなく、「ぬるま湯と古歯ブラシ」を使って優しく水洗いし、しっかりと乾燥させてください。光にかざして向こう側が透けて見えるのが目安です。
- ドアパッキンの裏側: ドラムの入り口にあるゴムパッキン(ドアパッキン)の裏側をめくってみてください。ここに濡れたホコリが大量に溜まっていると、乾燥風の循環を妨げます。濡れ雑巾で指を入れて拭き取りましょう。
ステップ2:乾燥経路(ダクト)の入り口付近のホコリ取り
日立のビッグドラムで最も乾燥不良の原因になりやすいのが、乾燥フィルターを外した「奥」のホコリ詰まりです。
- 乾燥フィルターを外します。
- スマホのライトなどで奥を照らして覗いてみてください。黒いトンネル(ダクト)の壁面に、グレーのホコリが張り付いていませんか?
- ここにホコリが溜まると、センサーが誤作動を起こしたり、風が通らなくなったりします。
- 「専用のお手入れブラシ(付属品)」や、割り箸の先にウェットティッシュを巻き付けた棒などを使って、見える範囲のホコリを優しく掻き出してください。
- 注意: 棒や歯ブラシを誤ってダクトの中に落とさないように十分注意してください。落とすと分解修理が必要になります。
ステップ3:排水口・排水ホースの洗浄(乾燥改善の盲点)
意外と知られていませんが、排水の流れを良くすることで乾燥時間が短縮されることがあります。
- 排水口(防水パン)の掃除: 排水トラップを外し、ヘドロ汚れを除去します。パイプユニッシュなどの洗浄剤を使うのも効果的です。
- 排水ホース: ホースが潰れていたり、内部に汚れが溜まっていないか確認します。ここが詰まり気味だと、脱水時の水切れが悪くなり、結果として乾燥に時間がかかるようになります。
ステップ4:強力な「槽洗浄」コースで内部のカビ・汚れを除去
物理的な掃除が難しいドラムの裏側やダクト内部の汚れには、洗濯機の機能を使います。
- 「槽洗浄(乾燥)」コース: 日立の洗濯機には、洗濯槽クリーナーを使ってドラムの外側や乾燥経路を洗うコースがあります。
- ポイント: 市販の衣類用漂白剤ではなく、メーカー純正の洗濯槽クリーナー(SK-1など)を使うことを強くおすすめします。洗浄力が段違いで、蓄積した洗剤カスやカビを強力に溶かしてくれます。年に1回はこれを行うだけで、乾燥機能の持ちが全く違います。
ここまで試しても改善しない場合、あるいは特定の表示が出ている場合は、センサーや部品の不具合の可能性があります。次は、日立の洗濯機でよく出る「エラーコード」について解説します。
これが出たら要注意!乾燥トラブルに関連する日立のエラーコード
洗濯機の表示パネルに、アルファベットと数字の組み合わせが表示されて止まってしまうことはありませんか? これは洗濯機からのSOSサインです。日立のドラム式で、乾燥トラブルに関連する代表的なコードを紹介します。
「C02」(排水異常)が表示される場合
「乾燥」の設定なのに、なぜか「排水」のエラーが出ることがあります。
- 意味: 排水がスムーズに行われていません。
- 乾燥との関係: 乾燥運転の前の「脱水」で水が抜けきらないと、洗濯機は「乾燥できない」と判断して止まるか、無理やり乾燥して生乾きになります。
- 対策: 糸くずフィルターにゴミが詰まっていませんか?または、排水ホースが本体の下敷きになって潰れていないか確認してください。
- プロへの相談: フィルター掃除やホースの確認をしても改善しない、あるいは自分で原因が特定できない場合は、無理をせずプロにご相談ください。 排水経路の奥深くにある詰まりや部品の故障は、専門知識がないと対処が難しく、無理に触ると水漏れ事故に繋がる恐れがあります。
「F02」「F25」など乾燥ファン・ヒーター関連のエラー
「C」ではなく「F」から始まるコードが表示された場合は、内部部品の故障や通信異常の可能性が高くなります。
- F02(乾燥ファン異常) / F25(乾燥ファンロック): 乾燥のために風を送るファンモーターが回っていない、あるいは異物が挟まって動かない状態です。
- 対策: 一度コンセントを抜き、5分ほど待ってから差し直して再起動(リセット)してみてください。それでも消えない場合は、内部のファン交換や、深い部分の分解修理が必要です。無理に動かすと発火や発煙の原因になるため、すぐに使用を中止してください。
自分で直せない場合は?プロに修理を依頼すべき症状と判断基準
ここまで紹介した掃除や対策を行っても「乾燥時間が縮まない」「生乾きが直らない」場合、残念ながら洗濯機の奥深くで、手の届かないトラブルが起きている可能性が高いです。
無理に分解しようとすると元に戻せなくなったり、水漏れの原因になります。以下の症状がある場合は、プロへの依頼を検討してください。
内部まで分解が必要な「ヘドロ汚れ」の蓄積
長年の使用により、乾燥ダクトの奥やファン周辺に、湿ったホコリが固まって「ヘドロ状の壁」を作ってしまっている状態です。
- なぜ起こる?: 乾燥フィルターをすり抜けた微細なホコリが、内部の湿気と混ざって固着します。
- プロの対応: 洗濯機を分解し、ダクト内部やファンにこびりついた汚れを高圧洗浄や手作業で徹底的に除去します。これは表面的な掃除では絶対に届かない領域です。
ヒーターやファンモーター自体の故障(異音・異臭)
掃除の問題ではなく、機械的な寿命や故障のケースです。
- 異音:乾燥運転中に「ガリガリ」「キュルキュル」という高い音がする場合、ファンモーターの軸がブレているか、異物が接触しています。
- 異臭: 焦げ臭いにおいがする場合は、モーターやヒーターの異常加熱の危険があります。すぐに運転を停止してください。
- プロの対応: 故障部品の特定と交換を行います。
メーカー修理と「家電の達人」どちらに頼むべき?
「メーカーに頼むのと何が違うの?」とよく聞かれます。それぞれの特徴を整理しました。
- メーカー修理:
- 特徴: 純正部品の交換がメイン。保証期間内なら無償対応の可能性があります。
- デメリット: 保証期間外だと出張費・技術料が高額になりがち。また、あくまで「故障した部品の交換」であり、「内部のクリーニング」までは行わないことがほとんどです。
- 家電の達人(私たち):
- 特徴: 「修理」と「分解クリーニング」を同時に行えるのが最大の強みです。
- メリット: 乾燥機能低下の根本原因である「内部の汚れ」をリセットしながら、必要な修理も行います。施工実績25,000件以上のノウハウで、メーカーよりも柔軟かつスピーディーに対応可能です。「買い替えかな…」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ:日立ドラム式の乾燥トラブルは早めのメンテナンスで解決!
日立のドラム式洗濯機は高性能ですが、その分、空気の通り道のメンテナンスが非常に重要です。
- まずは自分でチェック: 乾燥フィルター、ダクトの入り口、排水口の掃除を徹底する。
- 詰め込みすぎない: 洗濯物の量を減らして様子を見る。
- それでもダメなら: 内部のヘドロ汚れや部品故障の疑いあり。
「自分でやっても直らない」「C02エラーが消えない」「なんだか変な音がする」 そんな時は、無理をせず「家電の達人」にお任せください。
あなたの洗濯機を分解洗浄・点検し、新品の時のようなフワフワの乾燥機能を復活させるお手伝いをさせていただきます。
Q1. 乾燥フィルターを掃除しても「フィルター掃除」ランプが消えません。
A. フィルターの網目が、柔軟剤や洗剤の油分で膜を張って詰まっている可能性があります。ホコリを取るだけでなく、ぬるま湯と歯ブラシを使って水洗いしてみてください。それでも消えない場合は、本体側のダクト奥にホコリが詰まっている可能性が高いです。
Q2. 乾燥に毎回4時間以上かかります。故障でしょうか?
A. 故障とは限りません。「脱水不足」や「衣類の詰め込みすぎ」が原因の場合も多いです。まずは排水口や糸くずフィルターの掃除を行い、洗濯物の量を減らして乾燥時間が変わるか試してみてください。
Q3. エラーコード「C02」が出ました。どうすればいいですか?
A. 排水不良のエラーです。糸くずフィルターの掃除や、排水ホースが潰れていないか確認してください。原因が特定できない、または掃除しても直らない場合は、無理せずプロにご相談ください。
Q4. 自分でドライバーを使って分解掃除をしても大丈夫ですか?
A. 手の届く範囲(フィルター周辺)の掃除は推奨しますが、工具を使った分解はおすすめしません。元に戻せなくなったり、水漏れや感電事故の原因になるほか、メーカー保証の対象外になるリスクがあります。
Q5. 市販の安い槽洗浄クリーナーでも効果はありますか?
A. 一定の効果はありますが、長年の汚れを落とすには力不足なことが多いです。日立純正の洗濯槽クリーナー(SK-1など)は洗浄力が非常に強く、乾燥経路のカビ取りにも有効ですので、年1回の使用を強くおすすめします。
Q6. 乾燥運転中、下水のような臭いがして臭いです。
A. 乾燥中に排水トラップの水が蒸発して下水の臭いが上がってきているか、内部に溜まったヘドロ汚れが加熱されて臭っている可能性があります。排水口の掃除で直らない場合は、内部の分解クリーニングが必要です。
Q7. メーカー修理と「家電の達人」の違いは何ですか?
A. メーカー修理は主に「故障部品の交換」を行いますが、私たちは「修理」に加え、乾燥機能低下の根本原因である「内部の完全分解クリーニング」を同時に行えるのが強みです。
Q8. 掃除中に乾燥フィルターの奥へ歯ブラシを落としてしまいました。
A. すぐに運転を停止し、コンセントを抜いてください。無理に針金などで取ろうとすると、さらに奥に入り込んでファンや基盤を破損させる恐れがあります。プロに依頼して取り出してもらうのが最も安全です。
Q9. どのくらいの頻度でプロにクリーニングを頼めばいいですか?
A. ご家庭の使用頻度によりますが、購入から3〜4年目、以降は2〜3年に1回が目安です。ペットを飼っている方や、毎日乾燥機能を使う方はホコリが溜まりやすいため、早めのメンテナンスをおすすめします。
Q10. 分解クリーニングの作業時間はどれくらいですか?
A. 機種や汚れ具合にもよりますが、おおよそ3〜4時間程度です。その日のうちに全ての作業が完了し、すぐに洗濯機をお使いいただけます。
投稿者プロフィール
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okachan
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洗濯機・エアコン専門エンジニアの岡ちゃんです。
メーカーの正規エンジニアとして11年間にわたり、縦型・ドラム式洗濯機の修理、分解クリーニング、取り付けを専門に担当してきました。
また、エアコンの修理・取り付け・交換・分解クリーニングにも長年従事し、数多くの現場でトラブル解決と快適な環境作りをサポートしてきました。
社内では技術研修担当として後進育成にも携わり、技術力と安全管理の向上にも貢献。 「スピード対応」と「丁寧で確実な施工」をモットーに、メーカー基準以上のクオリティを目指しています。
これまで10,000件以上の修理・施工実績があり、難易度の高いトラブル対応や、複雑な機種・設置環境にも柔軟に対応可能です。 最新モデルから旧型機種まで、豊富な知識と経験を活かしてお客様の困りごとを最短で解決いたします。
「直せるものはできる限り直し、寿命を最大限延ばす」ことを信条に、 プロフェッショナルとして責任あるサービスを提供しています。